30代社会人のボクシング初心者体験記

30代の社会人がボクシングジムに半年通った現実を教えようと思う

2018/02/27

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30代からの初心者ボクシング

30代の男ですがボクシングを始めて半年が経過しました。実体験を基に語ります。

  • 半年間で学んだこと
  • 肉体面での変化(体力・体重・筋肉)
  • 精神面での変化
  • ボクシングは楽しいか?

「ボクシング興味あるけど実際どうなの?」みたいな方はぜひご参考に。

簡単な自己紹介

まず簡単な自己紹介を。

私は30代社会人の男で、普段はデスクワークをしています。

身長・体重は平均的。中肉中背で運動経験はほぼありません。普段も運動する機会はほぼなく、体力はミジンコレベルです。

ジム通いはどんな感じだったか

私の場合は平均して週2の頻度でジムに通っていました。

1回あたりの練習時間は平均すると1.5時間くらい。ストレッチ15分程度込みです。

これから書かれる内容は、この練習量を前提にした内容と考えてください。

同じ半年間のジム通いでも、頻度や練習時間によってかなり進行具合は変わると思うので。


半年間のジム通いでどこまでいけたか?

まず、ボクシングの技術習得がどこまでいったかについてです。

私の場合は、半年でまだ基礎のパンチを全部習い終わっていないという状況です。

教えてもらった技術を具体的に書くと以下の通りです。

  • ワン・ツー(ジャブとストレート)
  • ボディへのワン・ツー
  • ステップワーク(前後左右の移動)
  • ダッキング(ディフェンス)
  • 左フック

まだスパーリングどころかマスボクシングもやってません。

というか、まだ未収得のパンチやディフェンス技術も残っていると考えると、基礎がすべて終えるまでさらにあと数か月はかかりそうです。

最近やっと左フックを教えてもらったという感じです。


半年やってもスパーリングできないという現実

ボクシングを始める前は、「まあ半年くらいでスパーリングまでいけたらいいな」くらいに漠然と考えていました。

私にとって、スパーリングはボクシングを始めて最初の目標でした。

スパーリングは相手との模擬的な撃ち合いです。ボクシングをやるなら最低限、相手との殴り合いまでは経験したいと思っていました。

しかし、現実は半年過ぎてスパーリングはおろか基礎も終わっていません。

半年でスパーリングまでいけなかった理由

思い浮かんだ理由は三つありました。

  1. 単純に練習量の不足
  2. ジム(トレーナー)の教育方針
  3. 明確な目標・目的をはっきり伝えなかったこと

まず、単純に私自身の半年間の練習量が足りなかったということ。

1.5時間x週2というのは、新しいことを学ぶには少なすぎたようです。

体力面でも問題がありました。スタミナにはまだまだ自信がありません。ジムからすれば、2Rももたない人にスパーリングなんてさせられないでしょうな。

そしてもう一つはジムの教育方針。これはトレーナーの指導方針とも言い換えることができます。

ボクシングはジムによって指導の順番やペースにかなり違いがあるようです。学校の教育要綱のように統一的なものがあるわけじゃないんですね。

ネット上のボクシング体験談などを読むと、「基本はそこそこで本人が希望すればわりとすぐスパーリングさせる」というジムもあるみたいでした。

私が半年間でスパーリングまでいけなかったのには、トレーナーさんの指導方針も関係してるのかなと思いました。

比較はできませんが、半年間でどこまでいけるかはジムの方針によっても違うのかもしれません。

方向性は早めにトレーナーに伝えよう

私の失敗は、最初に「ゆるく適当に」みたいなことを言ってしまったことだと思います。

これから始める人への助言なんですが、自分の目標・目的はジム側にしっかり伝えるようにしましょう。

ボクシングジムには、エクササイズ目的で軽くやりにきている人や、選手としてガチで強くなりにきている人など、いろいろな目的の人がいます。

トレーナーさんも、軽いエクササイズ目的で来ている人に手厳しいことを言わないなど、いろいろと気を遣ってたりしてるんでしょう。

目的によって指導方法も違い、進行速度も変わってくるはずなので、目指すビジョンがあれば、明確に伝えておきましょう。

目的は最初に決まってなくても、やっていくうちにだんだんぼんやりとした物が見えてくると思います。

私の場合は、始めて数か月経った後に「スパーリングを早くやりたい」という意思を伝えると、本気度が伝わったのか、それまではもらえなかったアドバイスや指摘をもらえたりしました。

少しでも早く先に進みたいなら、その旨をはっきり伝えたほうがいいです。絶対。


肉体面での変化(体力・体重・筋肉など)

ボクシングで体力はついたか?

体力は多少あがりました。

ジムワークで縄跳び(ロープスキッピング)があるんですが、これを続けることで体力が多少つきました。

最初の頃は1Rとぶのもキツくて、視界が明滅するくらい酸欠になってたんですが、今は2Rくらい飛べるようになりました。

ボクシングジムって基本的に技術を習いにいくところだと私は思ってるので、体力面のアップではあまり期待しない方がいいかもしれません。

体力をつけたいなら、ジムの時間外で走りこむなどの自主的な努力が必要だと感じました。

ボクシングで筋肉は鍛えられたのか?

筋肉面での変化はほぼありませんでした。

ジムワークはどちらかというと技術面での練習が多く、シャドーやサンドバッグ叩きでも多少腕力はついてくると思いますが、本格的に筋力アップをするなら、やはりジム外での筋トレが必要になると思います。

私の場合は、筋トレをほぼやっていなかったので、劇的な筋力アップはしていません。

ボクシングで痩せられたか?

見た目も体重もほぼ変化なし。

一般的にはボクシングをやるとシュッとするといわれていますが、私の場合は変わっていません。ちなみ私は食事制限は一切していません。普段通り食べてました。

ジムワークは内容的に有酸素運動に属すると思います。

内容的にもカロリー消費はそこそこあると思うんですが、1.5時間x週2くらいだとやはり劇的な効果は起きないんだなぁと感じました。もちろん個人差はあると思います。

ダイエット目的なら普段からのジョギングや、食事制限をした方が遥かに効果的だと思います。

ボクシングなら、やる頻度を増やすことに加えて食事制限も必要なのかなと。

精神面での変化

精神面の変化として、日常でよりポジティブな気持ちになりました。

ジム通いによって運動後の爽快感が得られるので、日々の充実した気持ちにつながりやすいと思います。

これはボクシングに限らないんですが、普段からスポーツをやっているかどうかは積極性に影響します。

それと、格闘技をやっている自分を誇る気持ちが芽生えてきました。

「オレ強い…どんどん強くなってるぜ!だって格闘技やってるんだもの!」的なフィールです。

筋トレのベストセラー本の著者であるマッチョ社長もこんなことを言っています。

筋トレの効果:

上司も取引先も、いざとなれば力づくで葬れるという謎の全能感

男として、「物理的に強い」という自信が精神面に与える影響は計り知れないと思います。

長期間なにかを続ける経験自体も、自信に繋がります。

オス的なフェロモンの分泌量増えてますよたぶん。

ボクシングってぶっちゃけ楽しい?

微妙。もしくはわからないと現状は答えさせてください。

私は厳密にいえば、まだボクシングをしたことがないと思っています。つまり、相手と撃ち合うゲームをやったことがないという意味で。

スパーリング(模擬対戦)すらもまだやってません。

個人的に、スポーツの楽しさって「ゲーム(試合)」に集約されてると思うんですよね。

だからトレーニングしかしていない今の段階ではなんとも言えません。

ただ、鏡の前でシャドーしていて、ふとピタっとフォームが決まった時に「ホホッwww今のフォームは決まってたなwww」と一人ニヤけたり、ミット打ちでトレーナーさんに褒められたりする瞬間はとても好きです。

現状は少しずつ進歩している部分に達成感を感じて、それを糧に続けています。

やがて本格的にゲームに挑戦できるようになったら、その時にまた感想を書きたいと思います。

願わくば、ボクシングが「怖い」よりも「楽しい」と感じる自分であってほしい。

ああ、早くスパーリングしてえ!

ということで、半年通った感想でした。

次→ボクシングジム通い7か月目の感想

こっちもおすすめです。

ジム通い:最初の半年で準備した物・月謝や初期費用などお金の話



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