ボクシング初心者がスポーツ用マウスピースを自分で作った記録
2018/11/11
ボクシングを初めて1年以上が経ち、やっとジムの人から「そろそろマウスピース作ろうか」と言われました。
というわけで作りました。
今回はマウスピースを作った時のことを書きます。
- 同じくマウスピースこれから作ろうかなって人
- マウスピースがなんとなく気になる人
などはご参考にどうぞ。
目次
マウスピースってなに?
そもそも「マウスピース」ってなんなのか。
今まで生きてきた中で聞いたことはある単語ですが、実際触れる機会がほぼなかったので、簡単に調べてみました。
wikiによると
マウスピース (Mouthpiece) とは各種目的に応じて歯・唇・舌などを用いて使用する機器・部品の総称
口付近で使う器具のことを総称して「マウスピース」と呼ぶんですね。
ボクシングで口に入れるのも、楽器の口に当てる部分もマウスピースです。
あとはスキューバダイビングとかのもありますよね。
口の中に入れるタイプの「マウスピース」の種類
口の中に含むタイプの「マウスピース」だけに限ると、主に次の3種類に分けられるようです。
- スポーツ用
- 美容用
- 医療用
スポーツ用は激しい接触から、口内の裂傷や、歯を守るために使う。
美容用は頬や顎の筋肉を鍛え、顔を引き締めるために使う。
あとはケガした時とかの医療用と。
最近では、睡眠時の歯ぎしり矯正として、マウスピースを入れて寝るというのもあるんですね。
スポーツ用のマウスピースについて
今回、ボクシングジムに通う私に必要なのはスポーツ用のマウスピースです。
スポーツ用は「マウスガード」とも言うようですね。
ではそれをどこで買えばいいのか。
調べてみると…
自分で作るか、歯科で作るか
という二つの選択肢があるようです。
マウスピースってそもそも、自分の歯型に合わせて作る物らしく、買っておしまいってわけじゃないんですね。
絶対に自分専用の特注品になると。
で。
自分で作るか、歯科で作ってもらうかについて調べてみるとコストに差がありました。
- 自分で作る:マウスピースの原型を買う。大体2000円以内で買える
- 歯科で作る:歯科に行けば即日作れるが、大体5000円以上かかる
歯科はいくつか調べてみたところ、大体5000円~8000円あたりが多いといった印象でした。
マウスピースは消耗品。
どれくらいの期間使えるかはわかりませんが、1個につき5000円は高いです。
(上の動画見てると歯科製のが欲しくなってきますが…)
ネット上で調べてみると、マウスピースを作ってみた記事や動画がいくつかあり、今回は自作してみることにしました。
アマゾンで安いやつを買った
通販を物色。
安くてレビューが良さそうなのを探してこれに決定です。
初心者は作るの結構失敗するらしいんで、最初は試しということもあり、安いやつで。
色が選べるんですが、なんとなく青にしました。
白って汚れ目立ちそうだなと思ったので。
で、後日届きました。
取り出して触ってみると、やや弾力はあるものの硬めです。
プラスチックといった感じです。
もっとブニブニしたゲル状っぽいものを想像していました。
マウスピースの作り方
マウスピースを作る手順
買った商品に簡単な説明書が入っていました。
- マウスピースを熱湯に入れる
- 柔らかくなったら取り出して口に入れる
- そのまま噛んだり手で押したりして型を取る
- 取り出して、水で冷やして硬くする
- 完成
マウスピースを作るために準備するもの
必要なものはこんな感じです。
- 熱湯の椀
- 水の椀
- 箸
- キッチンペーパー
箸は熱湯からマウスピースを取り出すのに使います。
熱いので必須です。
動画とかでシミュレーションする
失敗しないよう、動画を見て軽くイメトレします。
短時間の勝負らしいので。
マウスピースを実際に作ってみた
さて、では実際に作っていきます。
やる前に歯を磨いておきましょう。
気持ち的に。
①熱湯に漬ける
まずはティファールの電気ケトルで沸かした熱湯にマウスピースを漬けます。
熱湯の温度は、説明書には80度とありましたが、正確な温度じゃなくても大丈夫だと思います。
というか、80度のお湯の作り方なんてわかりません
水面に浮かぶので、箸で軽く押さえて沈めました。
箸で押したりして様子を見て、まだ硬いならもう数秒だけ漬ける。
柔らかくなってたら、熱湯から取り出します。
②口に入れる
アッチ、アチチ!!
…とはなりませんでした。
想像してたより全然熱くありませんでした。
アツアツのおでんを想像していましたが、そんなことはなかった。
余裕です。
物によって違うのかも。
熱そうだったら、水にさっと素早く通すのもアリみたいですよ。
でも固まらないよう、ほんと一瞬だけ通す感じで。
③口の中で成形する
ここが一番難しかったです。
柔らかくなったマウスピースを口内に入れ、徐々に力を入れて噛み、歯型をつけていきます。
同時に、口を閉じて吸うようにし、歯茎とマウスピースの隙間ができないように密着させていきます。
口の外でも、指で唇や周りをギュッギュと押したりします。
④水で冷やす
成形を40秒ほどやって、頃合いを見て取り出し、水で冷やします。
私の場合は口の中にある時点で固まってきた感じがあったので、冷やす時間自体は10秒くらいと短めです。
⑤噛み心地を確認する
固まったのを確認したら、取り出して水気をふき取り、改めて噛んでみます。
で、問題なさげなら完成と。
違和感があるなら、またお湯に漬けるとこからやり直し。
成形は何度かできますが、多くても3回までにしといた方がいいという意見が多数でした。
私も3度ほどやり直したんですが、何回も噛んでると歯がマウスピースを突き抜けそうになってくる感じがあります。
作る前とはこんなに形が変わりました。
マウスピースはめると変な顔になる件
最初に成形を終え、確認のためマウスピースを口に入れると…
!?
口がせり出し、猿のようになりました。
(マウスピースってこういうもんなの??
プロの選手とかも試合中に猿みたいになってたっけ??)
動画を確認するも、なってませんでした。
自分の成型の仕方が下手なのか、安いマウスピースが悪いのか…。
あるいは顔が悪いのか。
そこでもう一度、熱湯に入れて成型しなおすことに。
で、なんとか前よりマシになったものの…
マウスピースを入れてる状態だと、やはりなにかを頬張っているみたいな顔になってしまいます。
こればかりはしょうがないのかも。
マウスピース作りの注意点
成形は口に指を入れ、しっかりと押した方がいいです。
この動画のように、ギュッギュと。
残りのマウスピースも成形し、なんとか完了です。
ちゃんと乾かして、ケースに入れて保管します。
完成したものは横が広がっており、ケースに入れる際、少しグニっと曲げる必要がありました。
弾力があるので問題なく入りましたが、私の歯型の問題なんでしょうか。
というわけで、マウスピース作りでした。
私の買ったのは以下です。
最初から高いの買って失敗するよりは、安いのから試した方がいいと思います。
レビューもステマっぽいのはなかったし、まずまずの高評価です。