30代社会人のボクシング初心者体験記

ボクシング:はじめて人を殴って殴られた感想(ジム通い1年5か月目)

当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています

30代からの初心者ボクシング

ボクシング未経験で30代社会人の私が、ジムに通い始めて1年5か月が経過しました。

相変わらず地味な基礎練習ばかりやっていましたが、今回は久々に変化があったので書きます。

先月はこちら「ボクシング始めて1年目の感想 」

マウスピースを作った

まず一つ目。
ジムの方に言われ、自分用のマウスピースを作りました。

詳しくは別記事に書いてます。

自分でボクシング用のマウスピースを作った記録

軍手以外では久々にボクシング関連グッズを購入しました。
グローブも未だにジムの物を使ってます。


ジムでやったこと

今月、初めてボクシングで「人を殴る」ことと、「人に殴られる」ことを体験しました。

いつも通りジムでアップしていた時のことです。

会長「あ、マウスピース作ってきた?なら、今日はこれから防御教えるからアップ早めに終わらせといて」

私「はい!」

初めてのヘッドギアと12オンスグローブ

アップを終わらせると、ヘッドギアの装着方法を教えてくれました。
初めてつけた感想は…ちょっと重い。

グローブも普段ジムで借りている8オンスから、スパー用の12オンスにチェンジ。
スパーはケガ防止のため、でかめの12オンスを使います。

感想は…でかくてちょっと重い。

リングに入ります。
会長はいつもと違い、ミットではなくグローブをはめていました。

会長「じゃあ今日はパンチを受ける側の練習ね。防御の方法も教えるから」

新しく覚えたわざ「パーリング」

伝授されたのは「パーリング」と「ブロッキング」です。

パーリングは手のひらで相手のパンチを小さく受け止めて、勢いを殺す防御技術です。

相手のパンチを受け止めるわけですが、ジャブとかだとかなり速いので、正確に合わせるのが難しいです。

しかも勢いを殺さないといけないので、はたき落とすくらいの感覚で「力を入れる」必要がある。
動作自体もコンパクトにやらないと隙がでる。

なので「顔の前でパチンと相手の拳をコンパクトに弾く」くらいが理想なんだそうです。

どんだけ難しいんだよ!

新しく覚えたわざ「ブロッキング」

「ブロッキング」は腕を固め、ギュッと脇をしめてパンチを受け止める防御技術です(オーソドックスの場合)。

顔はグローブと密着しているので、パンチの衝撃をかなり感じます。
ボディはまだやってません。

初めての「防御」。ワンツーに追いつけない!

上記2種のやり方を習った後、会長さん相手にひたすら防御する練習になりました。

で、向こうがワンツーを繰り出してくるんですが、迫力があって怖い。
思えば、パンチを受ける側にまわるのは初めてでした。

会長は頭を揺らし、迫ってくるようにワンツーを打ってきます。
しかもタイミングをずらしてくるので、防御が合いません。

ワンツーのみなので、顔の前でガードをあげてれば基本は当たらないはずなんですが、隙間からボンボン当たります。

顔の正面からパンチを受けた感想は…「嫌だ」という感じです。

ヘッドギアをしてる上、相手もでかくて柔らかいグローブをしてるので、ヒットしても痛みはないんですが、衝撃がすごいんです。

小学生時代にドッジボールとかで頭にボールが当たるのに近い感覚です。

パンチが当たるたびに鬱陶しい衝撃がくるので、それがすごく「嫌」な感じ。

実際の試合ではもっと小さくて固いグローブで、生身の顔面を叩き合うわけなので、「嫌だ」どころじゃすみませんね…。

会長のスピードには全くついていけず終了。
「ワンツーだけでこれなのに、ボディ混ぜられたらヤバイな」と思いました。


ボクシングで初めて人を「攻撃」いたしました

ここからが今月のハイライトです。

ベテラン相手に攻撃練習

防御練習とは別の日。

「今日は他の人を実際に攻撃してもらうよ」ということで、ヘッドギアと12オンスグローブを装備しました。

お相手はいつもジムで見かけるベテラン会員の方。

たぶん50代前後と私より年上っぽい方なんですが、いつもキレキレのシャドーをしており、他の会員とスパーもしている経験豊富そうな方です。

その方が今回は防御に徹するという形で、私の「攻撃」の練習相手になってくれました。

私とやる直前にも他の人の「攻撃」練習相手になっていて、その様子を見ていましたが、ほとんどの攻撃をよけきっていました。

攻撃練習スタート

私の攻撃練習が始まりました。

3分のベルが鳴ってスタート。
相手が軽く腕を突き出してきて、それに私もポンと触れます。
「これってボクシング試合前に選手同士がやってる握手だ…!」とコッソリ感動です。

今まで習ったことを思い出して、さっそくジャブを繰り出します。

相手は両腕を顔の前にガッチリ構え、完全防備の姿勢です。

相手の構えた腕の間から、鋭い眼光が私の一挙手一投足を見逃すまいととらえつづけています。

ジャブ、ジャブ。

弾かれると思いきや、腕が綺麗に空を切ります。

今度はワンツーを打つも、びっくりするほど当たらない。
ウィービングでよけられてしまいます。

相手は攻撃をしてこないので、当たったらイヤだろうし軽く力を抜こうと開始前は思っていたんですが、いつのまにムキになって普通に打っていました。

スピードもできる限り最速で。
しかし当たらない。

なんで避けられるの?

頭の中で浮かんだ言葉はひとつ…不思議でした。

なんでこんなに避けられるの??

本当にこんな感じなんですよ。
この動画みてると、殴る側は素人だと思うんですが、それでも結構パンチが速く見えますよね。

私は1年以上やってるので、これよりは動作の小さい打ち方をしていると思いますが、それも避けられてしまうんです。

どうなってんだ??

途中で打つふりを入れたり、小さく連続でジャブを出したりしましたが、ヒラヒラと紙が舞うように避けられてしまいます。

ジャブ作戦

ジャブ、ストレート。
まるでそれが来ることがわかるかのように、相手は頭を動かして避けます。

(ストレートって動作がでかいな…、実戦だとこんなに遠いんだ…。)

そう思い、ジャブのみで小刻みにつくように踏み込み、連打を出してみました。

すると、なにやら相手のヘッドギアを小突いた感覚が。

多くは防御されてしまいましたが、ここで初めてちゃんと当たった感覚が得られました。

そして終了。
「ありがとうございました!」
相手の方に礼です。

 


初めての攻撃を終えて

1Rでしたが、かなりしんどかったです。
久々に視界が明滅するほど疲れました。

ミット打ちとは全然違う。
自分の裁量で打ちまくることがこんなに体力を消耗するとは…。

そして相手との力量差を物凄く感じました。
今回は相手の方が防御のみだったからよかったものの、パンチしてきたら瞬殺されていただろうな…と。



-30代社会人のボクシング初心者体験記

おすすめ記事はこちら