microSIMを自分でカットしてnanoSIMにする方法(SIMカッターなし)
2021/02/21
スマホを買い替えた際に、simカードのサイズが合わなくなったので、自分でカットしました。
今回はその備忘録を残しておきます。
目次
SIMカードのサイズ
スマホの中に入れるSIMカードにはいくつかサイズ規格があります。
私の古いスマホではmicroSIMを使っていました。
最近のSIMカードは一番小さいnanoSIM対応のものが多くなっており、今回新しく買ったスマホはnanoSIM対応。
(今後契約する場合は、一番小さいnanoSIM一択です。
アダプターつければそれより大きいサイズのスマホにも入れられるため。)
サイズが合わないから交換するしかないかと思っていたところ、どうやら物理的に小さくカットして使うことができるとのこと。
ネットで情報を集め、さっそくやってみました。
正規手順のSIMサイズ交換は時間もお金もかかる件
ちなみに私はOCNモバイルONEと契約しています。
今回のSIMサイズ変更に関して、OCNに電話で問い合わせたところ、「SIMカードを交換する場合は、今のSIMを一旦解約して、新しいサイズのSIMを契約する」という形になるとのことでした。
その際に必要な交換費用が3000円程度。
しかも古いSIMは即座に解約扱いで使用不能になるため、新しいSIMカードが届くまで、スマホがネット接続できなくなるそうです(wifiなら接続可能)。
新しいSIMカードが届くのは大体3日前後ということで、そんな期間スマホが外で使えなくなるなんて困りますよね。
古いSIMも返送する必要があり、送り主負担になるそうです。ちょっと手間。
(これに関して調べたところ、返送しなくても違約金等はないため、実質的には返送しなくても問題なさそう)
自分でSIMカードをカットするメリット:交換費用が浮く
SIMカードを正規の手続きで変更すると、交換手数料や返送で、お金や手間がかかってしまう。
自分でカットすればタダ。
でも、失敗すれば結局正規の手続きが必要に。
それならまあいっちょ挑戦してみるかということで、やってみました。
失敗してもSIM返送は不要だし、3000円かかるだけですからね。
ダメ元でやる価値はあると踏んだわけです。
SIMカッターは買わなかった
SIMを自分でカットする道具がネットでは売られています。
その名も「SIMカッター」。
まんまな名前です。
SIMカードをセットして、穴あけパンチの容量で、パチンとすることで小さくカットできるようです。
これを使えば簡単にできるとのことなんですが、正直一度しか使わないものを買うのは躊躇われます。
というわけで、今回はこれをスルーし、身近にあるハサミorカッターのみでやることにしました。
microSIMをカットしてnanoSIMにする方法手順
さて、microSIMをカットしていきます。
全体の流れとしては
- 型紙をDLして印刷する
- SIMカードを型紙に固定する
- SIMカードをカットする
- サイズの最終調整(大きさを合わせる、やすりで滑らかにする)
という流れになります。
必要なものとしては
- カッターナイフ(補助としてハサミ)
- セロテープ
- 定規
- やすり(爪切りのでOK)
あたりです。
①型紙をDLして印刷する
まずはネットで型紙をダウンロードし、紙にプリントします。
外国のHPですが、以下のサイトで「nanosima4.pdf」をDLして印刷しましょう。
A4用紙に等倍で印刷しましょう。白黒でOK。
ぴったりな型紙ができます。
私はUSBに入れてコンビニで印刷しました。
型紙ができました。
サイズが合っているかどうか、中央のところにmicroSIMを合わせてみてください。
合っていれば次に進みましょう。
②SIMカードを型紙に固定する
型紙にセロテープでSIMカードを固定します。
セロテープがうっすら見えますか?
十字にSIMをとめています。
この後カットしていくんですが、SIMはずれやすいのでしっかり固定しておきましょう。
③SIMカードをカットする
さあいよいよSIMカードにメスをいれます。
ここからはもう後戻りできません。
ガイドラインに沿って切っていきます。
私はカッターを使いました。
SIMの素材は柔らかめなプラスチックとはいえ、一発で切ることは難しいので、まずは定規をあてがい、ギコギコとラインを入れます。
家に定規がなかったので、私は適当なケースを使いました。
まっすぐにひけるならなんでもいいかと。
私はカッターを水平に寝かせて、ラインを引くようにギコギコやりました。
これを最初に全箇所やります。
(あとでやすりで簡単に調整できるので、不安な方は気持ち大きめにカットしてもOK。ただし、どの辺を大き目に切ったのかは覚えておきましょう。あとで困ることになります)
カッターではこのまま最後まで分断させるのは難しいので、ある程度ラインを深く掘れたら、あとは型紙からSIMをとりはずして、ハサミで簡単に切れました。
型紙を見ればわかりますが、カットは金属っぽい部分にも一部およびます。
大丈夫です。
失敗しても3000円払ってSIM交換してもらうだけなので。
④サイズの最終調整(大きさを合わせる、やすりで滑らかにする)
新しいスマホのSIMスロットに合わせてみて、うまくはめられるか調整しましょう。
私は大きめにカットしたため、少しやすりで削って調整しました。
やすりは爪切りについているので大丈夫です。
SIMは柔らかいプラスチックでできているため、削りすぎないよう注意しましょう。
スロットに収まるまで調整して完成です。
スマホに入れて、ちゃんと電波が立ったら成功。
お疲れ様でした。
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