さんざん迷ってメインPCとしてLenovo ThinkPad X1 Carbon 2017を注文した話
2021/07/23
最近になってノートPCを外に持ち出して使いたいと思う機会が多くなってました。
外出時の移動時間、休憩時間にカフェに入ったりなどして、作業が行いたい。ぱっと面白いアイデアが浮かんだら一気に書き留めてしまいたい―そんな衝動がどんどんと膨らんできていました。
スマホはもちろん持っているのですが、ちょっとしたブラウジング用途やメール確認に使うくらいです。正直あれでポチポチと長々打鍵できる気がしない。スマホは便利なツールですが、作業性はPCに激しく劣ります。
本体のサイズが小さいことは携帯性に直結しますが、一方で反比例的に作業の快適性も劣るものだと思っています。スマホはその点でブラウジング用デバイスとなってしまっている。少なくとも現状、私にとってはそうです。
そう考えつつ、この数週間でいろいろなノートPCを吟味していたのですが、ようやく1台のマシン「ThinkPad X1 Carbon」の注文に至ったので、その過程で考えたことをメモしておきます。
目次
軽くて強くてすんごいスペックのPCが欲しかった
現在のメイン機は使えるが重い!
現在自宅で使っているメインPCはLenovoのG50という機種です。これはノートPCです。2015年の末に5万円程度で購入したものをずっと今まで使い続けてきました。(この記事もこれで書いてます)
私のPCの使用用途はブラウジング、ブログ、画像編集、動画、音楽、メールなどを平行してやります。ブラウザは常に20程度のタブを開いており、音楽は流しっぱ、他のソフトも常駐しています。ゲームはPCではやりません。
現在のPCのスペックはメモリ16GB、HDD512GB、CPUはcore i5といった感じで、使用用途から考えると若干オーバーなくらいのスペックかもしれませんが、モタつきによるストレスを絶対に感じたくないので余裕を持った性能を整えています。
このlenovo G50ですが、まだなにも壊れておらず問題なく使えています。キーボードに違和感があったので早々に外付けキーボードをつけて使っています。
(余談ですが、このキーボードは安いし、打鍵感いいしで超おすすめです。時折裏返してバンバン叩いて埃落としてますが余裕です笑。雑に扱っても平気なのでコスパ抜群です。)
話を戻しますが、現在のメイン機は使用上の問題はまったくないのですが、なにしろ重いのです。本体が2.5kgでACアダプター等も合わせると、総重量は3kgを超えてきます。
3kgは持ち歩くには重さを感じすぎるレベルです。メインとして使える環境はあるが、これからはフットワークを軽くして持ち歩けるノートPCが欲しいという思いが強くなり、ぼちぼちと新しく購入すべきマシンを検討し始めたのです。
新しいノートPCに求めた条件
今回新たなノートを購入するにあたって求めた具体的な条件は以下の通りでした。
- 重さは1kg以内かその前後
- 画面サイズは13型程度
- メモリ16GB
- CPUはcore i5が理想
- 普段の外出や旅行にも耐える堅牢性
- 予算は30万円以下
いい物を揃えるためならお金に糸目は付けないというスタンスでいろいろ探しました。
候補は絞られた
今回の購入動機は「持ち運びたい」というのが一番だったので、まず市場で軽いノートPCで絞り込みました。候補がいくつか出てきました。今のノートPCってこんなに薄いのかよ!と驚き。本当にノートといえるレベルです。重量も1kgのが続々と。
スペック等を比較し、最終的には以下のように候補が絞られました。
- Panasonic Let's note SZ6
- 富士通 LIFEBOOK WU2/B1
この時点で実はレノボは選外だったのです。というのも、レノボは中国企業で質が怪しいし、例のsuperfish事件で次からはもう買いたくないというイメージが漠然とあったためです。
上で候補に残ったレッツノートとライフブックですが、どちらもカタログモデルでは必要スペックに達していなかったため、購入する場合は両方ともカスタマイズした物になります。
富士通LIFEBOOKは軽いがゆえに堅牢性に不安を感じる
絞り込んだ候補は家電量販店に足を運び、実物を何度も確認しました。
まず富士通のLIFEBOOK。このマシンは世界最軽量と称しているだけあり、780gと驚愕の軽さでした。
手に持ってみても本当に軽くて、端を指でつまんで持ち上げることができます。この驚きは言葉では言い表せないほどで、売り場に行ったらぜひ持ってみることをおすすめします。こんな軽い物体に高性能なPCが入っているんだから驚きです。
打鍵感もよく、見た目もサテンレッドがかっこいい。実際これにするかかなり迷ったんですが、今回買うPCは10年使いたいと思っていました。10年耐えるだけの耐久性という面で考えると、LIFEBOOKは無理そうだなということで断念。価格は私の求める構成だと20万くらいでした。
薄く軽いゆえに画面がだいぶたわみます。それもマイナスに考えてしまいました。
大本命レッツノートSZ6
複数の候補を見てみてずっと第一候補だったのがレッツノートのSZです。
レッツノートといえば、Panasonicの歴史あるブランドで小さく軽く頑丈という特徴のあるシリーズです。
画面サイズが12.1インチと特殊縦長をしていおり、オフィスソフトなどは見易そう。インターフェースも非常に充実しており、それでいて1kgを切るという技術力の高さ。
本体はコンパクトながらも売り場で見ると結構厚みがありました。レッツノートは見た目が全体的にもっさりめで、いかにも性能重視のビジネス向け感があります。それでも、見た目のゴツさは信頼が感じられ頼もしかったりもします。
キーボードも打ちやすく、特にキーストローク(沈み込み)はノートPCでは類をみないレベルです。
個人的に10年使うノートPCを選ぶならレッツノートだと思っていました。
ただ、カスタマイズの構成がちょっと理想通りできない。特に光学ドライブなし+メモリ16GBの組み合わせがないんですよね。
正直、今の時代光学ドライブなんて使わないので少しでも本体重量を軽くすることを重視してほしいです。いくらインターフェースの充実さが売りとはいっても、ちょっと時代錯誤にすら思えます。ディスクレスで軽いやつくらいは選択肢として作って欲しかった……。
レッツノートの弱点というかネックはやはり価格の高さです。私の求める構成だとなんと30万円を超えます。
価格に糸目をつけないとはいっても、完全に条件に合致しているわけではないのでフルな金額を出すのは躊躇います。せっかく高い金出すのに妥協部分が勝ちすぎるのです。
さて、どうするか。もうレッツノートしかないのかなぁと思った頃に、最初に候補からはずれていたあのメーカーのダークホースが登場しました。
コスパ抜群だったThinkPad X1 Carbon(Gen5)
彗星の如く現れたThinkPad。当初はレノボであることと、重量が1kgを超えるということで選外だったんですが、ここにきてふとしたきっかけで知り、スペックを知っていきなり最有力候補に浮上しました。
だってこれ、凄すぎるんですよ。条件をクリアする構成だと価格が16万円と候補内では最安値です。
しかも公式の耐久性アピール動画が凄まじい。↓これ、観てみてください。
どうです、これ!?すごくないですか?
炎にあぶられるのはパフォーマンスとしても、水ドバは普通にありえることです。粉塵を浴びるのもないとはいえないでしょうが、これは埃にも耐性があるという意味で捉えました。
どんだけ耐久性あるんだよ!これなら普通に自転車通勤にも耐えられそうだし、旅行のたびに連れて行って外で開く使い方ができそう。
この動画にもう一気に心揺さぶられました。10年もってくれるかは謎だけど、かなりのパワーで5,6年は生き残ってくれそうだと。
x1 carbonは2017年のモデルから大幅に本体が小型軽量化されています。この2017年モデルは第5世代(gen5)などと呼ばれています。
私が目を付けたのはまさにこのgen5で、これ14インチサイズなんですが、本体サイズは13型のノートPCと変わらないという意味不明なことが起こっていました。gen5では画面横のベゼルを減らしたため、これくらいの大きさにまで小さくすることができたとのこと。
13型サイズの大きさで14型のでかい画面。いいじゃんこれ。これもポイント高いです。
ただ正直、全体のスペックとしてはカスタマイズしても不満が多少残ります。1kgをどうしても超えてしまうこととか、i5じゃなくi7が必須なこと、バッテリーは交換不可能なこと、SSDも交換が難しそうなこと、そしてlenovoなこと。
でもここまで高い次元で揃えてしかもレッツノートの約半額ですよ?
スペック納得度はレッツノート90%だけど価格は30万する。一方で、lenovoは納得度80%だけど価格は半分の15万円。
予算を考えないとしてもこの暴力的なまでの価格の差は揺れざるをえません。てかどんだけ価格競争力あるんだよlenovo!世界的ブランドの強さを目の当たりにしました。大丈夫か日本ブランド…。
ということで、ThinkPad X1 Carbon注文しちゃいました!米沢モデルは受け付け中止してるし、まあいいやということで普通のを注文。
到着予定日は最短で7月1日と、2週間以上先です。いやぁ楽しみです。
追記:届きました!