30代だけど人間ドックを初めて受けてきたので、どんなだったか書くよ
2018/11/15
30代で生まれて初めて人間ドックを受けました。
今回はその流れなどを体験談として書いておきたいと思います。
人間ドックを受けた理由
きっかけは、家のポストに人間ドックのチラシが入っていたことでした。
最初怪しいとこかと思ったんですが、大阪市の環境保険協会が実施しているものでした。
受診料も1万5千円とお手ごろ。人間ドックって、普通に受けると倍以上するらしいじゃないですか。
なんとなく普段から「いつかはちゃんと健康診断はしとかないとな…」と漠然と思っていたので、これを機会に申し込んだわけです。
私の場合、特に健康面で不安があったわけじゃなかったんですが、重病でもまったく気づかずに進行していた…とかはよく聞く話です。まだ30代なのにガンとかはほんと勘弁です。
重病になってからじゃ遅いので、人生初の人間ドックに行ってきました。健康への投資は怠ってはいけないですよね。
人間ドックを受けるまでの準備など
電話で申し込んで、しばらくしてから封筒が届きました。
内容物は
- 問診票
- 検便キット
- 検査前日までや当日の流れなどの案内
です。
受診前日までに検便
前日までの準備としてはまず検便ですね。うんこです。送られてきたキットで採取します。私の場合は2日分をとりました。
キットは、プラスチックのスポイトが透明なケースに入っているような簡易なもので、ケース内には謎の液体が入っていました。スポイトみたいなもので便の表面をこすりとります。液体は保存などの意味があるんでしょう。
日頃から自分の便と真剣に向き合う機会がないので、これは嫌な作業でしたね。便が出ないみたいなこともあるので、便意がくるたびにそわそわしました。
当日以外は特に食事制限なし
私は朝9時から始まる「午前受診」だったんですが、前日の食事制限は特にありませんでした。
ただ、前日は夜10時までに食事を済ませ、当日の朝は絶食です。コップ1杯分だけの水は大丈夫でした。
人間ドックの当日の流れ
さて、ここからは時系列で当日の流れを覚えている限り再現します。
朝起きて、必要なものを持って向かう
当日朝は絶食です。
持ち物は、事前に送られてきた問診票と検便キット。あと料金の15000円。
視力検査があるので、普段コンタクトの方は、替えのコンタクトが必要です。私は眼鏡でいきました。
着くと、検査が行われる部屋にはすぐには入れず、番号札をもらって、しばらく廊下で待ちました。
10分ほど待って番号を呼ばれ、待合室に入りました。
受付~ロッカーで着替え
待合室の受付で問診票や検便を渡すと、簡単に今日の流れを説明されました。今日は7番でお呼びしますと、ファイルとロッカーキーを渡されました。
検査を受けたらファイルにハンコを押してもらいます。スタンプラリーですよいわば。中高年のドキドキスタンプラリーです。
ロッカー室では検査着に着替え。テレビとかで見たことあるような青いやつです。
大きさはS、M、L、XLなどあるようです。
パンツ一丁でこれを着ることに。腕時計などはすべて外します。スマホも持ち込めません。
周りのおっさんも検査着。もちろん私も検査着です。
待合室で検査待ち
検査着をきてロッカールームを出ると、待合室で待機することになります。
今回受ける健診はいくつかあります。ただ、小学校の時のように、ベルトコンベアのように一列にどんどん順番に受けていくわけではありません。
いくつかは順番が固定されていますが、それ以外はその時点ですいている検査に案内されます。
待合室は広く、テーブルや椅子、雑誌などが置いてあり、待ち時間はリラックスできるようになっています。窓からは大阪城が見えました。というか、目の前なんですよね。かなりいいビューでした。
問診
最初に個室に呼ばれ、問診を受けました。
提出した問診票の内容確認や、最近病気がないか、悪いところはないかなどを聞かれます。
血圧もここで測定しました。
採血・検尿
ブースを変えて採血です。
横では撹拌機?の上で採血済みのアンプルがくるくる転がっています。
あと紙コップを渡され、トイレで検尿をしました。いきなりだったんですが、なんとか出ました。
身体測定・肺活量
身長と体重を測定。
朝だったのでちょっと身長が伸びて嬉しいという。
あとは肺活量もはかります。
心電図
上半身をはだけ、横になります。そこにいろいろプラグみたいのをペタペタして心電図をはかります。
視力検査
裸眼と眼鏡で測定しました。ここ、正確にいうと視力以外にも眼球の固さや、網膜の撮影などがありました。
視力はいつもの「C」とかの表をみて診断。
網膜は目に一瞬フラッシュみたいなのが浴びせられました。この際に撮影があったようです。
眼球の固さは、目に空気をシュっと吹きかけられます。
聴力検査
聴力は防音の小さな電話ボックスみたいなのに入ってヘッドホンをつけ、そこから音が聞こえる時だけ手元のボタンを押すという内容でした。
胸部レントゲン
普通のレントゲンです。上半身は裸で、立ったまま台をかかえるようにして撮影されます。
胃部レントゲン
これめちゃくちゃキツかったです。
バリウムを飲むやつです。
部屋に入る前に、胃を膨らませるための発泡剤を飲まされます。これを飲むと胃の中で気体がでまくって、すごくゲップがしたくなるんです。でも、我慢しないともう一度やり直しになるので、抑えるのが大変でした。
中に入ると、いよいよバリウムという白い液体を飲むことになります。
白くドロっとしていて、見た目は白いペンキを思わせました。コップ一杯分の量を飲み干さなきゃいけません。
味はなんとなく薬っぽくて、ぬるい温度なのとドロっとした感触があわさって本当にマズイ。正直、吐きそうでした。
そのまま台の上に寝ますが、この台がもう動きまくるんですよ。上下左右、時にはサカサマみたいにもなります。
撮られている側は、両端のバーをつかんで、振り落とされないように腕力でしがみついていなければなりません。
サカサマ近くになる時とか、自分の全体重を数秒間支えないといけないので、おじいちゃんとか無理なんじゃと思いました。
胃部レントゲンは、バリウムを飲んですぐにシェイクされるので本当にきつかったです。もう今回の人間ドックではぶっちぎりのキツさでしたね。
バリウムは白いので、検査後は口周りに白いヒゲができます。
エコー検査
上半身裸で横になり、腹にジェルみたいなのを塗られます。
このジェルがね、なんだか人肌みたいな温度に温められてて、なんともいえず気持ちがいいんですよ。ヌルヌルと。これおそらくああいう…あ、いやなんでもないです。
塗った後は先生が横で、腹になんかを押し当てます。寝たまま横にあるモニターが見えます。
モニターにはレントゲンっぽいよくわからん映像がうつるんですが、構図がまさに妊婦が腹の中の赤ちゃんを医師に説明されるみたいなでした。
診断
これが本日の最後でした。個室で医師に聴診器を当てられたり、腹を触診されたりなどして終了です。
ファイル等を返却。下剤をもらう
受付にスタンプラリーのファイルを返却します。バリウムを出すための下剤ももらいます。
で、着替えて帰宅です。
人間ドック終了後に気をつけること
終了した日は特に食事制限はないんですが、バリウムを体から排出することだけは徹底する必要があります。
バリウムは時間がたつほどに固くなって排出されづらくなるので、もらった下剤は絶対に飲んで、とにかく同日中にバリウムは全部体外に排出しろとのことでした。
人間ドックを初めて受けた感想
9時に始まり、12時頃に終わりました。大体約3時間ってとこでしょうか。スムーズに進められれば、人によってはもっと早いかも。
午前に受ければ、午後は仕事もできると思います。ただ、下剤を飲む必要があるので、外回りとかはキツイかもしれません。そういう方は午後受診とかが良さそう。
検査は全体的には楽勝でしたが、胃部レントゲンだけはまじでキツめなので注意です。