大逆転裁判2 第2話のネタバレ感想: 新パターンばかりで楽しい回
2021/07/23
大逆転裁判2の第2話をプレイした感想を書いていきます。
プレイ後の感想というよりは、リアルタイムでプレイしつつ感じたことを書きなぐっていく日記風。
ネタバレありなので未クリアの人は注意です。
2話の感想
舞台は倫敦の龍之介編へ。懐かしい面々も再び登場
1話の日本でのチュートリアルを終え、舞台は大英帝国の首都ロンドンへ。
ちょっと素直ではないのは、時間軸的に過去編であること。なんで現在軸じゃないのかこの時点では謎ですが、とりあえず男装していないスサトを自然に登場させることができます。スサトは「えい、おー☆」みたいな動きが相変わらずあざと可愛い。
シャーロックやアイリスも登場。あとはグレグソンや漱石など。前作ちょい出のペテンシーとアゴの人、ビリジアン、ガリデブとかも。
いやぁいましたね~こんなキャラたち。前作から2年くらい経っているので主要キャラ以外は結構忘れてました。
ホームズは相変わらず面白いキャラで、ポンコツなのか有能なのかわからないサジ加減が絶妙です。くるくるパンチとぶっ倒れるモーションが好き。
「共同推理」は、今回もぐるぐる目まぐるしくカメラワークが動き、飽きさせません。調べた際の龍太郎とスサトの真顔の掛け合いがいいですね。こういう低テンションながらも笑えるテキストが肩ひじ張ってなくていいんだ。
今までにない新パターンの連続
展開として新しかったのは、被害者と思われたペテンシーが生き返ること。ぬっと背景で起き上がるのは驚きました。
今までは被害者は大体きっちり死んでいたので、未遂で実は生きていた…というパターンは初ではないでしょうか。
直近の別事件での被害者が犯人だったりするのも、なにげ新パターンです。(後述)
当時ならではのギミック。瓦斯灯トリック周辺が秀逸
この章は、当時のガス管の仕組みなどがトリックとして大いに絡んできます。管を吹いての検査方法、瓦斯泥棒など、作家の取材のあとが垣間見られます。
コイン式の計量器とか、窓税とかも実在したものみたいですね。調べて「へぇ~」となりました。余談ですが、イギリスに昔は「ひげ税」とかもあったらしいですよ。
こういった時代特有のギミックが物語の中でぞんぶんに盛り込んであるのっていいですよね。
陪審員や最終弁論など
陪審員たちは使いまわしなんだか見たことある面々。世間って狭いぜ!…まあキャラモデルとモーションとか作るの大変そうだもんな。
新規キャラクターでは、陪審員のアルタモント夫人が気に入りました。怒り顔が可愛い。なんか色気もあってこういう顔好きです。金持ちだけど嫌味がなくて常識人寄りなのもいい。今作は常識人が多くて落ち着きます。
デカーゴとアルタモント夫人がやたら蜂っぽいカラーリングなのは、働きバチと女王バチを意図しているからでしょうね。この章は社畜ネタがところどころにあります。
最終弁論中は「といつめる」失敗で他のキャラの反応も見られます。6号の耳が遠いおじいちゃんを問い詰めた時のやりとりは面白いのでおすすめです。
ってグリーン犯人かよ!
ペテンシーを殺そうとしていたのはビリジアン・グリーンでした。
グリーンからは凄い闇を感じます。顔をそむけるポーズとか、表情が見えずかなり怖かったです。普段おとなしい人が追い詰められた時の静かなキレ方が生々しい。
恋人を殺されたら怒り狂うのも無理はありませんが、それでも人の命を奪ってしまえば、殺人者となってしまいます。
幸い、彼女はまだ人を殺す前だった。罪を償って前に進んでほしいですね。
大丈夫です、人間は生きている限り何度でもやり直せます。
いいんだ…
いいんだよ。
グリーンダヨ!!
第2話プレイ終了後の感想
2話は全体としては単発事件ものでしたね。
これまでの逆転シリーズの構成って、各話が独立した事件でありつつ、クライマックスへの伏線を敷いていくスタイルでした。
今回は大きな陰謀みたいなのはあまりない感じで、比較的お気楽な単発の事件といったところでしょうか。
倫敦当時の通俗や習慣を垣間見れるのは面白かったです。ただ、2話まではキャラクターやBGMの使いまわしが多く、新鮮味が感じられませんでした。
もっといろいろな前作の謎につながる部分が知りたい!さぁ3話いこ3話!