人生・生き方の悩み

スマホや財布を触るたび手を洗っていた私が潔癖症を自力で直した方法

2018/10/07

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今は昔、大学生の頃。
私はちょっとした潔癖症でした。

ですが、なんとかして自力で直し、克服することができました。
通院も投薬治療もカウンセリングも一切やってません。

今回は同じ潔癖症で悩む方に、私の克服した方法を紹介してみます。

どの程度の潔癖症だったのか

直す方法に入る前に、私の症状がどの程度かについてお話しておきます。

潔癖症って人によって度合いが違ってくると思うので。

「汚い物」認定してしまう病

私の場合、記事タイトルにある通り、スマホを触るたびに石鹸で手を洗いに行くくらいのものでした。

スマホの他には以下の物も、触ったら手を洗わないといけない「汚い物」扱いでした。

  • ドアノブ
  • かばん
  • リュック
  • 図書館の本
  • 財布
  • PC(キーボードなど)
  • 外から部屋に持ち込んだ物

外で使ったものは大体「汚い物」扱いになっていましたね。

スマホや財布はウェットティッシュで拭いたりするんですが、一度外に持ち出すともう「汚い物」扱いになってしまいます。

終盤はスマホや本持つたびにティッシュでくるむなんて意味不明なことをしていました。

本をめくる指にティッシュを巻き付けページをめくったり、指が間違えて本に直接触れたら即手を洗いに行くみたいなことしてましたね…。

発症のきっかけはスマホに雑菌がいるみたいなTV番組だった

私が潔癖症を発症したのは大学2年生当たりの頃でした。

TVで「身近にいる雑菌、意外と汚れている物」みたいな特集を見て、不安になったのがきっかけだったと思います。

こういったことがある種のトラウマとなって発症する人が多いのでは。
潔癖症が目覚めるのって些細な瞬間ですよね…。

で、一つ気になりだすと、傷口が広がっていくようにどんどん他のことも気になっていくというね。

わかる。

本当にキレイ好きなわけじゃなくて、本人のルールがあるだけ

これはなった人ならよくわかると思うんですが、潔癖症の人って必ずしも清潔好きなわけではないんですよね。

私自身、部屋がピカピカなわけでもなく普通に埃も積もってたし、トイレも掃除してないから黄ばんでたりしました。

潔癖症って要は、自分の中で「汚い物」と認定している境界線があって、それを超えるかどうかにやたら神経質になってしまうということなんですよね。

「汚い物」の逆に「これはセーフ」と認定している物もあって、セーフかアウトかは物だけでなくエリアとかでも決まっています。

私の場合はそれが自室だったりしました。

家に帰ってきた瞬間は自分がけがれている!

自分が最も綺麗なのは風呂入って出た瞬間で、布団の周辺もキレイで「セーフ」。

でも、そこからスマホや本触るとアウト!

…みたいなね。

布団なんて汗などで雑菌が繁殖しやすいので、普通に考えたら特別清潔というわけでもありません。

ただ、自分の中では「セーフな物」になってるわけです。

潔癖症の正体はやっぱり過度な神経質だと思います。
ぐぐってみると、潔癖症は強迫神経症とも言われてます。

自覚もあるし、直したくてしょうがなかった。


私が潔癖症を直した方法

ずばり、とことん自分をやっつけることでした。

具体的には、積極的に「汚い物」に触りまくりました。
(といっても、ウンコとかに触るわけじゃなく、自分の中で「汚い物」扱いになっている物に…という意味です)

とっぷりと「汚れ」につかることにしたんです。

スパルタ的に自分で『汚れ』まくった

私の例でいうと、スマホや図書館で借りた本は「汚い物」の代表でした。

寝る前、ベッド周辺では絶対に触らないようにしていたんですが、これに触りまくることにしました。

もうベッタベタと、パラパラとページをめくって、不可侵領域であった枕元にも置いてやりましたとも!

手の先がどんどん不浄になっていくのが感じられ、小さなストレスと胸のざわつきが凄かったのを覚えています。

(うわー、こんな汚れた手をしたまま寝るのか…。ベッドももう安全地帯じゃない…汚れちゃったよ…)

初日はやばかったですね。

手の先が!ベッドが!
汚染エリアが拡大しすぎてもう気が気ではない。

それと共に、「ふふふ…あはは!!やっちまった…!も、もうどうにでもなれ!」というような謎の投げやり感も沸いてきます。
もう涙目になりながらやってる感じ。

躊躇う自分をボッコボコにする

1週間くらいはずっと不浄感を感じ続けます。

ふと「汚い物」を見ると一瞬反射的に触るのを躊躇うんですが、そんな自分を理性で笑いながら触ります。

(あっ、今それにさわるの一瞬ためらったよね?まだ気にしてるのそんなこと?)

ペタッ…

ベタベタ!

(はい触ったー。はい汚れちゃったねー。神経質になってんじゃねーよ、ざまぁ俺www)

といったふうに、雑魚すぎる自分をやっつける感じでしたね。
反射で躊躇うほどボコボコにしていきます。

スマホを頬にベターっとくっつけたりすることもありました。
過剰なほどスパルタスパルタ。

さらに続けると、不浄に関心がなくなってくる

1か月くらい経つと、不浄感自体が面倒になって、どうでもよくなってきます。

この頃には意識もせずに「汚い物」扱いしていた物も余裕で触れるようになり、だんだんそういった意識も薄れていきます。

こうなってくるとほぼ克服です。

そして現在。
スマホはベッド周辺で寝る前に見れますし、借りてきた本みて、その手でキーボード触ってもなにも感じません。

でも…完全に治ったわけではない

日常の中で「汚い物」が減り、気にすることもなくなりました。

一方で、普通の人よりやや高めの「雑菌意識」みたいなものは今でも残っています。

外から帰ってきたら必ず石鹸で手は洗うといった程度のことです。
(意外に手を洗わない人って多いですよね)

あとは「スマホやドアノブは本当はばっちい」ということはずっと覚えているし、時々拭いたりします。

居酒屋とかの床にバッグ置きたくないし、置いた物は家に置きたくないなぁ…みたいな感覚もあります。

ここらへんは潔癖症時代の名残とて、私の中に残っていて、たぶん一生続くと思います。

でも以前ほど日常に支障をきたすものではないし、一般的な人もやっている範疇です。


最後に

さて、という感じで自分の中の潔癖症時代を思い出して書いてみました。
長くなりましたがいかがだったでしょうか。

自力で潔癖症を克服した経験はなぜかそれだけにとどまらず、「人間やればできる」という謎の自信もつきました。

潔癖症を直したいという方は試してみてください。

現在私は今度は「完璧主義」に悩まされていますが、これも同じ方法で直せないか試している最中です。

(徹底的に一日一個妥協を作り、細かいことが気になる自分をやっつける)

神経質な性分って大変ですが、改善できるはずです。
お互い頑張りましょうね!



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