青色申告で税務署に提出する書類は確定申告ソフトでどこまで作れる?
今年は初めての青色申告!はりきってソフトを買ったまではいいけど、ぶっちゃけ使い方もマスターしてないし、こういうソフトでなにが出来るの?
ソフト以外に必要な手続きや書類作成はあるの?
という方向けに、青色申告ソフト全般でなにが出来るかについて簡単にまとめました。
青色申告に必要な提出書類
まず青色申告の際に、税務署に提出する必要がある書類は以下の通りです。
- 青色申告決算書(4ページ分)
- 確定申告書B(2ページ分)
- 添付書類台紙(2ページ分)
これら計8枚の書類が必要となります。
このうち、作成すべきなのは「青色申告決算書」と「確定申告書B」です。これらはちゃんと計算等をして、正確に記入していく必要があります。
「添付書類台紙」は、作成するというよりは、ふるさと納税などの税金控除がある場合に、証明書を貼りつけて提出する台紙になります。
確定申告ソフトで提出書類は作れるのか?
では、これら税務署に提出する「青色申告決算書」と「確定申告書B」は、どうやって作るのでしょうか。
確定申告ソフトを買えば作れるか?
結論からいうとイエス。作れます。
ソフトに入力していけば、提出書類は全部自動で作ってくれます。
市販にはいろいろな確定申告用ソフトがあります。
弥生、みんなの、やるぞ、freee、MFクラウド…などなど。
これらのソフトには、普段のお金の流れを記録する他にも、1年間の結果を自動で計算し、青色申告のフォームとして出力してくれる機能があるのです。
青色申告の提出書類とまったく同じ書式で表示してくれるので、その画面を印刷して、そのまま税務署に提出することができます。
プリンターなどがなくても、提出する書類の用紙等は税務署でもらえるので、画面を見ながら書き写すだけで提出書類をすべて簡単に作成することができます。
ソフトを買って、入力していこう
「さて、確定申告やるぞ」となった場合、やるべきことは
確定申告ソフトを購入&インストール
↓
取引のデータを入力
↓
出力された結果を提出
という流れになります。
ソフトを使用せずに確定申告はできるのか?
できます。
できますが、その場合はすべてアナログでやることになります。
帳簿を見ながら、そろばんを弾き、電卓を叩いて…といった形で地道にやることになります。
簿記は数字を扱うので、計算が複雑だったり、計算違いといったヒューマンエラーは頻繁に起こります。
また、帳簿付けは一冊だけやるというわけではなく、出納帳や総勘定元帳など複数の帳簿にまたがってやることになるので、そこらへんも含めると、自力でやるのはかなり困難になるでしょう。
ソフトだとこの辺も自動でやってくれるので、ここは大人しくソフトを一つ購入するのがおすすめです。
ソフトの扱いも最初は戸惑うはずです。ソフトを使ってて思うのは、昔の人はこんな作業を手でやっていたんだなぁということです。